旅行に行くと、つい立ち寄ってしまうお土産屋さん♪
その土地ならではのものもあり、地名だけ付け替えたような見覚えのあるものもあり・・・。
なかなか楽しいひと時です(≧▽≦)
その内に、ふと。
「あれ?保育園の先生にお土産買っていった方がいい!?」
なんて思いついちゃうこと、ありますよね?
保育園にお土産を持って行ったことなんてないけど、日ごろお世話になってるし・・・。
うちの子、まだ結構手がかかるし・・・。
子どもが先生からさじを投げられないためにも、やっぱり、たまのお土産くらい奮発した方がいいのでしょうか(^_^;)
今回は、保育園の先生にお土産を渡したい時、ぜひ知っておきたいポイントをまとめてみました(^o^)/
保育園の先生はお土産受け取り禁止なの?
子どもの楽しい思い出を、大好きな先生と共有したい!(*’▽’)
でも公立の保育園では、お土産などの贈り物を先生に渡すことは禁止とされていることが多いようですね。
私立の場合は、それぞれの園の判断になります。
せっかくのお土産がムダにならないよう、できれば事前に確認しておきたいような気も(・・;)
また、どうしても先生にお土産を渡したい場合、担任やお世話になった先生に個人的に渡すよりも、「先生方皆さんでどうぞ」という方が断られにくい傾向があるようです。
そうした対応の違いには、一体どのような意味があるのでしょうか??
保育園の先生が旅行のお土産は受け取ってはいけない理由
賄賂(わいろ)の疑いをもたれないため
先生に、「先生という立場を利用して、特別な便宜を図ってもらいたい」という思いで不正な贈り物をすることは、いわゆる「賄賂」に当たります。
たとえば、
―――お土産を渡すことで、先生に好印象を与えておけば、ウチの子に特別目をかけてくれるのではないか。
―――多少問題を起こしても、ウチの子が不利にならないように便宜を図ってくれるのではないか。
「賄賂」とは、そんな期待の込められた贈り物のことです(;゚Д゚)
仮に、あなたにそんな気が微塵もなかったとしても、そのやり取りを見聞きした他の保護者はそうは思わないかもしれませんよね!?
先生や保育園にとっても、そうした風評はマイナスにしかなりません。
子どもたちみんなに平等に指導をしていても、「贈り物をした親の子だからかばっているんじゃないか」なんて思われたらやっていけませんよね(>_<)
そもそも贈り物を受け取らなければ、その心配もありません(´▽`)
贈り物合戦の防止
お土産って、誰かが渡しているのを見ると心が騒ぐもの(゚д゚)!
「先生にもお土産買ってきた方が良かったかしら?」
「どの程度遠出をしたら、お土産が必要??」
「どこのお土産なら、恥ずかしくない!?」
本来悩む必要のないことなのに、まわりの動向が気になったり、お土産を渡さないとわが子が不当な扱いを受けるのではないかと心配になったり(;´・ω・)
また、子どもたちの胸も騒ぎます。
自分も先生にお土産をあげたい!!
こんなところに行ったんだよって、いっぱい話を聞いて欲しい!!
そんなこんなで、誰かのフライングをきっかけに、あちらでもこちらでもお土産を用意することにもなりかねないのです(゚Д゚;)
先生が、贈り物やなにかで、子どもへの接し方を変えていいはずはありません!
みんなが不安にならないように、先生へのお土産は、みんなでなしにしておくのが一番平和じゃないかなぁと思いますよ(*´ω`)
保育園のクラス全員にお土産を配るのもダメ?
こちらも園の考えがあると思いますが、わざわざ禁止している園ばかりではないでしょう。
ですが、私個人の意見としては、こちらもやめておいた方がいいように思います。
アレルギーの子が寂しい思いをする
保育園くらいの年齢では食物アレルギーの症状が出やすい子もちらほら。
その子だけもらえない、食べられないという状況を作るのは、同じ親としてどうでしょうか。
普段給食を食べているから大丈夫だろうという、安易な考えもやめましょう。
食べられないものだけを除去している場合もありますし、代替品を献立に合わせて家から持たせているケースやあまり給食には使われないような食材に反応する場合もあるため、他人には判断できません。
うちの子の幼稚園では、もらったお菓子は持ち帰らず、教室で食べるのが普通だったようです。
余ったら、残りは全部先生のおやつになっていました。
近所づきあい感覚なのか、先生方の中には、あちこちのお土産をむしろ楽しみにしているような雰囲気もありました。
けれど、保護者のいないところで勝手に物を食べさせることも、自分にとって嬉しいことであれ、一部の子どもが悲しんでいるのを放置しているのも、私は納得がいきません(;´・ω・)
子どもの心を動揺させる
日本の子どもの貧困率は、13.9%。
よほど少人数クラスでない限り、各クラスに1人以上はこれに当てはまる子どもがいる計算です。
普段行かれないような楽しい場所のお土産は、それは嬉しいでしょう!
けれど、自分がなかなか行かれない場所に、他の子は簡単に行かれるんだという現実は、伝わり方によっては良くない結果を生むことも(>_<)
お土産をあげる相手はよく考えて、子どもが仲の良いお友だちなどに個人的に渡す方が無難ですね。
家庭によっては、親の許可なく物をもらったり、おやつをごちそうになると、ひどく叱るところもあります。
そうなると、こちらは親切心でも、その子にとっては迷惑でしかありません。
せっかくのお土産がトラブルの元にならないよう、お父さんお母さんに一声かけるまでが親の仕事です(^-^)
まとめ
保育園の先生にお土産をあげたい気持ち、私もわからなくはありません!
いつもお世話になっている感謝もあり、そうすることで子ども自身が嬉しい気持ち、誇らしい気持ちになるんだろうと想像もできますから(*^_^*)
けれど、先生個人への贈り物は、たとえお土産であってもまわりを不快な気持ちにさせる可能性があります(>___<)
そして帰省先のお土産は、味に定評のある名物のお菓子ではありましたが、子ども向けのかわいらしいパッケージとは言えませんでした。
そのためクラスは思ったほど盛り上がらず、中には「いらなーい」と受け取らない子どももいて、ウチの子もずいぶん落ち込んで帰って来たのでした。
(もちろん、受け取らなかった子の分も先生のおやつになりました。)
日ごろ、小さくてもプレゼントを贈り合うことで、ずっと良い関係を続けている人たちも大勢います。
けれど、相手が立場の強い人であったり、きちんと事情を把握できない集団であったりすれば、話は違ってきます。
お土産を渡す相手はよく吟味して、その分、相手の顔を思い浮かべながらしっかりお土産選びをしてはいかがでしょうか(^o^)
子どもたちの楽しい毎日が、ずっと続きますように☆