子供は経験が浅い分、ちょっとしたいたずら心から、相手に思わぬケガをさせてしまうことがありますよね(゚Д゚;)
現場を見ていればまだしも、話だけ聞くと、「なんで、そんなことが!?」というような奇天烈な事故もいっぱい!
そんな子供のいたずらが原因で、相手にケガさせてしまったら!!
私たち親は、一体どう対処したらいいのでしょうか(;´Д`)
子供のいたずらで思わぬケガに!ケガした相手への賠償と対処方法は?
謝意を示す
相手にケガをさせてしまったならば、理由はどうあれ、まず「ケガをさせたこと」について心から謝りましょう。
自分の子供の言い分は、もちろんしっかりと聞くべきです。
けれど、もし仮に争いの原因が相手側にあったとしても、そのことと「ケガをさせたこと」は一旦切り離して考えた方が、問題がこじれずに済むことが多いようですよ(゚д゚)!
ケガを負った子の家族は、動揺しています。
大切な子供を傷つけられたとなれば、無理もありませんね(;´・ω・)
ですから、まずはケガの問題に誠意をもって取り組む姿勢を見せなければ、結果的にこちらの話を聞いてもらうことも難しくなると思って臨みましょう(>_<)
子供と一緒に謝る
いたずらをした子供にも、どんな理由があろうと暴力に訴えて解決するのはよくないこと、相手にケガをさせてしまったことはいけないことだと、きちんと伝えましょう。
そして、謝りに行くときには、ぜひ子供も一緒に!
そうすることで、この件に関して子供自身が反省していることや、親として同じことを繰り返させるつもりはないという意思を伝えることができます。
私のまわりでも、こんなことがありました。
ある子供が、石を投げて、近所のお宅の窓を割ってしまいました。
なぜそんなことをしたのか、故意なのか、たまたまなのかもわかりません。
すぐに親子で謝りに来ましたが、謝ったのは親だけで、内容もガラスの補償についてだけだったそうです。
しかし、割られた側が期待していたのは、そんなことではありませんでした。
ガラスはさておき、
その子が反省して、「もうやらない」という安心
が欲しかったのです。
また、子供自身がきちんと謝ったなら、その後のその子への評価もまた違ったでしょう。
ごめんなさいの一言で、「間違ったことをしてしまったけれど、反省して一つ成長した子」になれるチャンスだったのを、すっかり「反省も謝罪もしない、注意が必要な子」と思われてしまいました(・_・;)
もし、直接謝りに伺うのが難しい時でも、電話などで話す際、
「うちの子も反省しております」
「私からも、しっかりと言って聞かせます」
などの言葉を添えれば、だいぶ印象が違うのではないでしょうか?
賠償
<bケガをした側にかかる治療費については、こちらで負担したい旨を伝えておきましょう!
そうすることで、相手も安心して治療を受けることができますし、むやみに問題を大きくされずにすむ可能性も高くなります。
子供同士のことで、ケガをするのは珍しいことではありません。
ある意味お互い様なことでもあり、地域によって対象年齢に違いはありますが、子供の医療費は公費で補てんされるため、そう高額になることも多くはありませんね。
治療が済んで金額が確定したら、連絡をもらえるようにお願いしましょう。
もし治療に長期間かかるようならば、何回かに分けてもいいかもしれません。
また、後々別のトラブルの元にならないよう、領収証をもらっておく、コピーを取っておくなど、支払った記録は残しておくのがよいと思います(^o^)/
個人賠償責任保険
他人にケガをさせたり、他人のものを壊してしまったりした場合、加入している個人賠償責任保険が使える場合があります。
いたずらが直接の原因となったケガでは、「故意」とみなされて対象外になることも。
けれど、きっかけがいたずらであっても、ケガに至るまでの経緯によっては、保険の対象になるケースがあるかもしれません!
一度、保険会社に相談してみてもいいかもしれませんね(^-^)
個人賠償責任保険の掛け金は、月々100円台からと低額なものもたくさんあります。
これを機に、加入を検討するのもオススメです☆
子供が加害者になってしまった!裁判になった場合はどうする?
子供が加害者になり、相手に裁判をおこされてしまった事例もあります。
そうした場合、どう対応すればいいのでしょうか。
相手の主張を確認する
相手が訴訟を起こすことで、裁判所から送られてくる「訴状」や「調停申立書」。
まずは、その内容を確認しましょう。
そこには、相手の主張だけが、ある意味一方的に書かれています。
「きちんと対応してきたつもりなのに、どうして!?」と思うことも含まれているかもしれません(゚Д゚;)
けれど、相手には弁護士がついているかもしれませんし、放っておいては不利になるばかりです。
裁判期日を確認する
訴訟や調停の裁判期日は、通知からおよそ1カ月後です。
それまでに書類の提出をしなかったり、欠席したりすると、相手側の主張が全て裁判所に認められてしまうという、まさに重要な日!!Σ(・ω・ノ)ノ!
これを無視して、こちらに有利になることは何もありません。
とりあえず、カレンダーに赤丸をつけておきましょう!!
弁護士に相談する
法律の世界に、素人だけで太刀打ちするのは難しいものです(;´∀`)
信頼できる弁護士を見つけて、対応を相談しましょう!
広告の情報を鵜呑みにしない
ネットやチラシなどに載っている情報は、あくまでも広告文句。
一人でも多くのお客さんをゲットするために、売る側(この場合は弁護士)に都合よく書かれたものだということを忘れずに、実績や信頼できる人からの紹介などを参考に選べればいいですね。
法テラス
弁護士選びに困ったとき、そもそも裁判の流れなどに不安のあるときは、国が設立した法的トラブルの総合案内所「法テラス」を利用してみてもいいかもしれません(゚д゚)!
ケースによっては、無料の法律相談だけでなく、費用の立替を受けられることもあるとか。
専門家の力を上手に借りて、こちらの言い分を主張していきましょう!
子供がいたずらをして加害者になったときに子供を守る法律はあるの?
子供が加害者になり、なおかつ裁判沙汰になったとあっては、子供の将来も心配になっちゃいますよね(゚Д゚;)
はたして法律は、子供を守ってくれるのでしょうか??
子供を守る法律
子供がいたずらをして、誰かにケガを負わせてしまった場合、その子自身が責任を取らされるわけではありません!
その根拠は、民法714条にあります(゚д゚)!
民法714条【責任無能力者の監督義務者等の責任】
- 前2条の規定により責任無能力者がその責任を負わない場合において、その責任無能力者を監督する法定の義務を負う者は、その責任無能力者が第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、監督義務者がその義務を怠らなかったとき、又はその義務を怠らなくても損害が生ずべきであったときは、この限りでない。
- 監督義務者に代わって責任無能力者を監督する者も、前項の責任を負う。
ただし、怪我を負わせたことについて、誰もが責任を取らなくてよいというわけではありません!
「監督義務者=親やそれに代わる立場の人」が、危険があるかもしれないと予想できたのに付き添っていなかったケースなどでは、監督義務者が責任を問われることになります。
まとめ
子供同士のトラブルで、相手にケガをさせてしまうことは、世界中で日常茶飯事です!
子供は、いつどちらが加害者に、被害者になるかもしれないのですから、親として心づもりはしておきたいですね(^-^)
基本的には、一つ一つ状況を確認し、きちんと謝罪して、治療費を支払うという流れを忘れなければ大丈夫です。
ただし、焦って親だけが対応に当たるのは、むしろマイナス(>_<)
問題が起こる度に、子供と一緒に考え、反省することで、同じ間違いを繰り返さないための前向きなステップにしていきましょう♪
また、いたずらで怪我させて裁判を起こされるケースというのも、そう多いわけではありません。
後遺症が残ってしまったとか、顔に傷がついてしまったとか、深刻なケースがほとんどです。
私の知る限りでは、やはり親同士が親しくない場合の方が、相手を激昂させてしまう可能性が高いようにも思われます。
裁判を起こすのは、ケガをした子供本人ではなく、親ですからね(^-^;
うちの子もこれまで、相手の不注意によって、生え変わったばかりの前歯を二度も打撲し、一本は早々に成長が止まってしまいました(T_T)
ですが、子供自身が相手を責めているわけでもなく、相手が狙ってやったことでもなく・・・。
相手の子のお母さんたちも、本気で気にしてくれているのがわかったので、こちらから何かを要求するつもりはありません。
けれど、これも相手の態度によっては、私たちの気持ちも違ってきたでしょう。
一方で、うちの子を驚かそうとして飛び出して来た子とぶつかって、下校途中に思いがけずケガをしてきたこともありました(゚Д゚;)
その時はさすがに、危険だからそういうことはしないように注意してほしいと親御さんに連絡させてもらいました。
診断の結果、幸い後に残るようなケガではありませんでしたが、治療費は出しますと言われたのでお願いしました。
これであとくされなく、また仲良くできるかと期待しましたが、結局最後までその子は一言も謝らず・・・(;´・ω・)
残念なことに、子供同士は疎遠になってしまっているみたいです。
トラブルは、子供が大人になり、独り立ちしてからも起こります。
気の重くなる出来事も、それを乗り越える方法を身につけるための大切なステップ!
物事が悪い方へ進むのを心配するよりも、どうしたら相手の気持ちに寄り添えるのか―――。
問題解決へ、真摯に取り組むことの大切さをぜひ学んでほしいですね☆